ヨガと仏教の共通点とは?
みなさんこんにちは。
お寺への訪問、お寺での企業研修、仏教協会でおなじみの日本仏教協会、ブログ担当の龍造寺(りゅうぞうじ)です。
前回は仏教における座禅についてご紹介をしました。
今回はそれに関連し、ヨガと仏教の共通点について解説します。
インド発祥のヨガは近年、日本を含め世界に浸透し始めました。
日本では女性の習い事というイメージが強いですが、最近では一流のビジネスマンでも取り入れる方が増えてきているそうです。
ヨガと仏教の関係性
ところで、ヨガと仏教には実は共通点があります。
しかし、ヨガと仏教は直接の関係性はありません。
共にインド発祥のものですが、ヨガはバラモン教に由来するもので、仏教とは教義の異なる宗教を起源としています。
そして何より異なる点は、仏教がめざす悟りの境地をヨガはめざしているわけではないということです。
ヨガと仏教の共通点とは何か?
では本題であるヨガと仏教の共通点とは何でしょうか?
それはヨガが仏教における「禅定(ぜんじょう)」に相当し、ヨガを仏教の善行の1つとして捉えることができることです。
仏教では、代表的な6つの善い行いを六波羅蜜(ろくはらみつ)といい、その1つが禅定になります。
禅定は、心身を慎み、自己を客観視する行動のことです。
これをすることで、自分のこれまでの行為を反省し、冷静に見つめ直すことができます。
本来は座禅の効能等に対し用いられる言葉ですが、ヨガをすることも立派な禅定と捉えることができるのです。
ヨガ教室へのご参加おまちしております
日本仏教協会では、禅定をより一般の方向けに理解してもらいたいという願いから、定期的にヨガ教室を開催しています。
こちらはお寺でヨガをするというもので、静かな本堂でお香の香りと共に心身をリフレッシュできます。
興味があればぜひ参加していただけると幸いです。
本ブログでは、身近に感じる仏教に関連することを切り口に、仏教についてわかりやすくお伝えしていきます。
今後ともご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
龍造寺