仏教における座禅とは?
みなさんこんにちは。
お寺への訪問、お寺での企業研修、仏教協会でおなじみの日本仏教協会、ブログ担当の龍造寺(りゅうぞうじ)です。
前回は仏教における修行についてご紹介をしました。
今回は、類似したトピックになりますが、仏教における座禅について解説します。
座禅は禅宗によく取り入れられる修行方法の1つで、ご存知の方も多いかと思います。
しかし、ちゃんとした座禅の方法やその本来の意味をしっかり理解している人はあまり多くないかもしれません。
その辺りについても詳しく解説していきます。
座禅の方法とは?
座禅の方法とは、大まかにはこの様になります。
- 結跏趺坐(けっかふざ)をかいて姿勢を正す
- 呼吸を整え、無念夢想の境地でになり、精神を整える
これが座禅の基本です。これらの一連の動作は、「調身・調息・調心」と言われることもあります。
ちなみに、実はあまり知られていないのですが、禅宗の一派である曹洞宗では壁に面し、一方で臨済宗では壁を背にして座禅を行います。
座禅の本来の意味とは?
さて、座禅の本来の意味とは何でしょうか?
それは、自分自身と向き合い、悟りを得る手法であることです。
お釈迦さまは、真に己と向き合い、苦行の果て、座禅の瞑想によって悟りを開かれました。
そのたどりつかれた境地を世の人のために広め、救ってほしいという願いによって、お釈迦様は布教の布教を決意されたのです。
そのお釈迦さまの願いを守るべく日々座禅という修行に励んでいるのが僧侶であるわけですね。
座禅会へのご参加おまちしております
座禅は心を落ち着かることができ、高いリラックス効果を得られるため、近年世界的にも注目されています。
日本仏教協会では、僧侶が講師となる座禅会というイベントも一般の方向けに開催しております。
こちらは修行というよりも、リラックスや気持ちを落ち着かせたい方々にお勧めのイベントになっていますので、奮ってご参加いただければありがたいです。
本ブログでは、身近に感じる仏教に関連することを切り口に、仏教についてわかりやすくお伝えしていきます。
今後ともご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
龍造寺