写経の効果とは?
みなさんこんにちは。
お寺への訪問、お寺での企業研修、仏教協会でおなじみの日本仏教協会、ブログ担当の龍造寺(りゅうぞうじ)です。
前回はヨガと仏教の共通点についてご紹介をしました。
今回は仏教と関わりの深い写経についてご紹介します。
そもそも写経とは?
写経とは、「仏教の経典を書写する行為」、またその「書写された経典」のことを言います。
写経は、古くは信仰に基づいた祈願や供養、経文の内容を自分の手で書き写し、功徳を得ることを目的として行われてきましたが、現代では精神の安定を目的として行う人もいます。
写経をすることでどんな効果がある?
一括りには「精神の安定」なのですが、と言いましても少し分かりにくいかもしれません。
具体的には、写経にはリラックス効果があるとされています。
写経は毛筆によって行う繊細なもので、すべてを書き終えるのには少なくとも1時間ほど要します。
それを行うことで、無心の境地におちいり、日頃のストレスや散漫になりがちな心を切り離すことができます。
つまり、写経には座禅をすることと同じような効果があるということです。
脳の活性効果もある
実は写経には脳の活性効果もあるそうです。
写経を行う時は、普段使わない文体や言葉や、見たこともないような難しい漢字を書き記します。
また、書き慣れたペンではなく筆を使って文字を書き、それを長時間に渡り行って長い経文を書き写します。
これはすべて脳を使った作業です。
より一字一句丁寧に経文を書き写すことで、脳の活性効果はさらに期待できます。
認知症予防の観点からも、写経はとてもおすすめです。
写経会へのご参加おまちしております
日本仏教協会では、写経をより一般の方向けに理解してもらいたいという願いから、定期的に写経会を開催しています。
お寺で簡単な写経の体験が行えるので、ぜひご参加ください。
本ブログでは、身近に感じる仏教に関連することを切り口に、仏教についてわかりやすくお伝えしていきます。
今後ともご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
龍造寺