葬儀社を選ぶ際のポイント
大切な人が亡くなった時に…
ご家族や身内に不幸があった際、悲しみに暮れる間もなく決めなければいけないことが葬儀社です。
突然の訃報に動揺していることもあり、どのような葬儀会社を選べばいいのかわからず、
見たままや、言われるがままに葬議会社を選んでしまい、葬儀後に後悔をした、といった声を耳にします。
事前にどのような葬儀社が「いい葬儀社」なのか、ある程度調べておくことが大切です。
また、近年では生前から自分自身の葬儀の計画を立てる人が増えてきています。
事前に調べておくと、自分の葬儀をどのように行うのか、自分自身でで決めることができる生前予約を選ぶことも可能です。
葬儀社の選び方とは?
「いい葬儀社」といっても一概にいえず、何を重要視するかによって選び方が変わってきます。
重要視するポイント
①費用
恐らく葬儀を行うときに一番懸念される部分が費用の部分かと思われます。
おおよその予算を決め、葬儀社の比較サイトで調べておきましょう。
また、事前の相談や見積もりに快く対応してくれる葬議会社を選ぶのがポイントです。
契約を急がせたりせず、不安な点を解消してくれるような対応をする葬儀社が「いい葬儀社」と言えます。
事情があり、あまり費用をかけれらない場合も、事前に相談しておきましょう。
3~5社に見積もりを依頼しておくのも必要です。
②対応・サービス
費用が想像以上に安くても、対応が良くなかった、という場合もあります。
費用の欄でも記載しましたが、不安な点を快く解消してくれるような葬儀会社がいいでしょう。
また、葬儀社サイトでは実際に利用した方の口コミが見れるサイトもあります。
対応については口コミを参考にするのも方法の一つです。
葬儀とは大切な方を見送る場です。
どんなことにも親切で丁寧な対応をしてくれる葬儀社が「いい葬儀社」と言えます。
③葬儀の形式
葬儀にはいろいろな形式があります。
・一般葬儀
従来から執り行われている、文字通り一般的な葬儀です。
遺族・親族だけではなく、友人、職場関係者、近隣住民など、幅広い人に参列してもらいます。
・家族葬
家族が葬儀にお呼びする方を親しい方々に限定する葬儀です。
内容としては一通りのことを行いますので、小規模な一般葬儀とも言えます。
※この後に紹介する一日葬や、直葬・火葬式と混合される方もいらっしゃいます。葬儀社に内容を確認しておきましょう。
・一日葬
一般的に葬儀はお通夜を行い、次の日に葬儀や告別式、火葬を行います。
一日葬ではお通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬の一日だけの葬儀です。
一日で葬儀のすべてが終わるわけではなく、実際には準備を含めて複数日にまたがります。
参列者を呼んでの通夜の儀式はありませんが、前夜は仮通夜として次の日の準備をして過ごすことになります。
・直葬・火葬式
お通夜や葬儀・告別式などを行わず、火葬場で火葬のみ行うものです。
厳密には葬儀の形式ではありません。
また、最も費用が抑えられるのはこの形になります。
ですが葬送の儀式の大半を行わないため、後々悔やまれる方もいらっしゃいます。
故人を偲ぶ時間を確保したりお別れの時間をしっかりとったりするなどして、後悔のないように行うことが大切になります。
他にも
会社が主体となって追悼する「社葬」、
遺族と会社が合同で執り行う「合同葬」、
周囲に亡くなった事を伏せ、遺族など近親者を中心に執り行う「密葬」
などがあります。
予算と合わせてどのような形式で葬儀を行いたいのか、具体的なイメージを持っておくといいでしょう。
④葬儀を行う場所
葬儀社によって案内できる斎場や葬儀場の場所が異なります。
自宅から近い、病院から近い、最寄り駅からのアクセスがいい、幹線道路沿いで広い駐車場がある、火葬場が併設されているなど、ある程度の場所を絞っておくのもポイントです。
参列者の中にご高齢の方がいらっしゃる、車がなく電車で向かうことになる等、使用料と合わせて斎場に向かう際のアクセス方法をチェックすることも大切です。
まとめ
葬儀を依頼する際は「故人を見送る大切な場」ということを念頭におき、どのような葬儀社があるのか、どこで葬儀を行うか、どのような葬儀を行うのかを事前にイメージしておくのがいいでしょう。
事前に葬儀の準備をしておくことは不謹慎ではありません。
大切な方とのお別れの時を迎える際に、思い残すことなく、最期のお時間を大切にお過ごしいただく為に、
「いい葬儀社」を選び、事前に不安を解消しておくことが大切です。