お彼岸のおはぎについて
みなさんこんにちは、日本仏教協会です。
九月に入ったとはいえ残暑厳しく、涼風の待たれるこの頃でございます。
お彼岸に向けて準備をされるかと思いますが、今回は
お彼岸でお供えする「おはぎ・ぼたもち」について話していこうと思います。
なんだかおいしそうなお話になりそうですね^^
●「ぼたもち」と「おはぎ」の違い
ぼたもちとおはぎの違いとはいったいなんでしょう?
それは一番の違いはあんこにあるといえます。
こしあんが「ぼたもち」
つぶあんが「おはぎ」なので
9月のお彼岸でお供えするのはつぶあんの「おはぎ」になりますね。
あんこに使用される小豆は秋9月~11月が収穫時期なので
皮が柔らかく、食べられるのでつぶあんとして使用します。
春に「ぼたもち」をお供えするのは、春まで保存した小豆は
皮が固くなってしまうので皮を取り除いてこしあんとして使用します。
●お彼岸に「おはぎ・ぼたもち」をお供えする理由
そもそもなぜ、お彼岸に「おはぎ・ぼたもち」をお供えするのか?
所説はありますが
昔より小豆の「赤色」には魔よけの力があるといわれており、
小豆は祝いの席や儀式等でお赤飯やあんこにしてお供えされてきました。
それが現代にも続いて風習化されてきたようです。