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仏教からきた言葉

私たちは普段当たり前のように日本語を使ってコミュニケーションをとっているかと思います。実はその中には仏教からきた言葉が多くあります。今回はそのいくつかをご紹介していきたいと思います。

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ありがとう

感謝の気持ちを伝えたり、お礼を言う時に使うことが多いですが、「有ることが稀である」ということから「有り難し」「有り難い」と使われるようになったとされています。「人間として存在することは有り難い」ということから何気ない日常に感謝の気持ちをもって過ごすことが大切だということです。

玄関

家の入口をさす玄関ですが、もともとはお寺の入口を玄関と呼んでいました。深い悟りへの境地を意味する 玄 と関所を意味する 関 が由来といわれています。

若者を中心に「超○○」というフレーズがよく使われているかと思います。この場合「すごく」や「とても」の意味で使われています。仏教では限界を超えた無限の世界(完全な悟り)を「超」といい、そこからきています。

カルピス

乳酸菌飲料で有名なカルピスですが、「ピス」というのは「サルピス」というインドの「サルピルマンダ」という発酵乳製品の発行段階前のもののことをいいます。「サルピルマンダ」はとてもおいしかったそうで、「最上の教え」という意味で仏教では用いられていました。
普段何気なく口にしている飲み物にも仏教の言葉が隠されています。

うんたらかんたら

物事をきちんと覚えていないときのつなぎのワードとしてよく使いますが、これは密教のお経に「ウンタラタ、カンマン」という言葉があり、お経がよくわからない人にはこの部分しか聞き取れなかったため、うろ覚えの表現に使われるようになったそうです。

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このように仏教から伝わった言葉が日本語にはたくさんあります。これらの言葉を使うときに仏教の言葉であることを意識してみてください。仏教をより身近に感じることができるはずです。

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